勤怠管理アプリは、スマホやタブレットで簡単に打刻や管理ができる便利なツールです。
この記事では、2024年最新の勤怠管理アプリを徹底比較し、おすすめを紹介します。
個人で利用できる無料の勤怠管理アプリもピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
1.勤怠管理アプリでできること
勤怠管理アプリとは、スマホやタブレットで出退勤の打刻や勤務時間の計算、シフトの作成や確認、有給や残業の申請や承認など、勤怠管理に関する業務を行えるアプリのことです。従来のタイムカードや紙のシフト表に代わって、デジタル化された勤怠管理の方法として、近年注目されています。
勤怠管理アプリには、企業向けにパソコンで使えるタイプ、個人で勤怠記録を取るために利用できる無料のタイプも存在します。
用途に応じて使い分けるようにしましょう。
2.勤怠管理アプリのメリット・デメリット
勤怠管理アプリの導入にはメリット・デメリットが存在します。
導入前に知っておきたいポイントとしてまとめました。
(1)勤怠管理アプリのメリット
打刻の正確性や効率性が向上する
勤怠管理アプリを使うと、スマホやタブレットなどの端末で出退勤の打刻ができます。これにより、従来のタイムカードや紙の勤怠表に比べて、打刻の正確性や効率性が向上します。打刻の際に、勤務時間や残業時間などの情報をリアルタイムに確認できるため、勤務状況や労働時間の把握が容易に。
また、GPS打刻など位置情報を自動的に記録できるアプリもあります。
不正打刻や打刻漏れを防ぐことができます。
勤務時間の計算や集計が自動化される
勤怠管理アプリでは、打刻したデータをもとに、勤務時間の計算や集計が自動化されます。 勤務時間の計算や集計にかかる時間や手間を削減でき、計算や集計のミスを防止。
集計結果はダッシュボードで閲覧でき、レポートとして出力可能です。
休暇や残業の申請・承認がスムーズになる
勤怠管理アプリを使うと、有給休暇や残業の申請や承認がスムーズになります。
アプリ上で申請・承認が一元管理できるため、正確性や信頼性が向上。
有給や残業の申請や承認の状況もお互いに確認できるため、コミュニケーションや情報共有が円滑になります。
(2)勤怠管理アプリのデメリット
機器の故障や紛失による打刻の不備が発生する可能性がある
スマホやタブレットなどの端末で出退勤の打刻ができる分、その端末が故障したり紛失したりすると、打刻ができなくなったり、打刻データが消えたりする可能性があります。
特に無料アプリの場合は注意が必要です。
ネットワークやセキュリティの問題が発生する可能性がある
勤怠管理アプリでは、打刻・勤怠データをクラウド上に保存し、他のシステムと連携できますが、セキュリティの問題が発生する可能性があります。
ネットワークが切断されたり遅延したりすれば、打刻やデータの送受信ができなくなることも。
データの漏洩や改ざんなどのリスクも考慮する必要があります。
導入・運用コストが高くなる場合がある
高性能な勤怠管理アプリの場合、導入や運用にかかるコストが高くなる場合もあります。
特に大企業の場合はカスタマイズの必要があったり、利用人数の多さからために、開発費・オプション費用などが数百万円に及ぶことも。
検討したいアプリについては事前に見積もりを依頼するようにしましょう。
従業員のプライバシーや労働環境に配慮する必要がある
勤怠管理アプリを使う際には、従業員のプライバシーや労働環境に配慮する必要があります。
例えば、従業員の位置情報や写真などの個人情報を適切に管理したり、従業員の同意や承諾を得たりする必要があります。
3.勤怠管理アプリの選び方
勤怠管理アプリを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- さまざまな雇用形態に対応できるか
- 欲しい機能が搭載されているか
- 操作がしやすいか
- 運用コストが予算内であるか
- サポート体制がしっかりしているか
それぞれについて詳しく紹介します。
(1)さまざまな雇用形態に対応できるか
アプリを選ぶ際は、自社の雇用形態に合わせて、柔軟に設定や管理ができるかどうかを確認しましょう。
例えば、正社員やパート・アルバイト、派遣社員や契約社員など、さまざまな雇用形態の従業員がいる場合、それぞれ勤務時間や休日、給与などの条件が異なります。
雇用形態ごとの設定が勤怠管理アプリ側で可能か、初期段階でチェックしてください。
(2)欲しい機能が搭載されているか
勤怠管理アプリには、基本的な打刻や勤務時間の計算、有給や残業の申請や承認、勤怠データの分析や可視化、シフト作成などの機能も搭載されている場合があります。
自社の業務に必要な機能があるかどうか、お試し利用で確認しましょう。
機能が多すぎると操作が煩雑になり、コストも余分にかかります。
必要な機能に絞って選ぶことが大切です。
(3)操作がしやすいか
操作がしやすいかどうかも重要なポイントです。
打刻や勤務状況の確認など、頻繁に行う操作はワンタップでできると便利です。
また、画面の見やすさ・デザインの美しさも、操作の快適さに影響します。
実際にアプリを使ってみて、操作性や使い心地を確かめましょう。
(4)運用コストが予算内であるか
勤怠管理アプリの運用コストには、初期費用や利用料金、メンテナンス費用などが含まれます。
初期費用や利用料金は、アプリの機能や品質、従業員の人数や規模などによって異なります。
費用を比較して、自社の予算に合ったアプリを選びましょう。
(5)サポート体制がしっかりしているか
アプリ提供側のサポート体制がしっかりしているかどうかも重要です。
アプリの導入や運用にあたって、トラブルや不明点が発生する可能性があります。
その際に、迅速かつ丁寧に対応してくれるサポート体制があると安心です。
電話やメール、チャットなどの連絡方法や、対応時間や対応内容など、サポート体制の詳細を確認しておきましょう。
4.おすすめの勤怠管理アプリ10選
ここからは、2024年最新の人気勤怠管理アプリの情報をまとめました。
各アプリの特徴や料金を確認し、自社に合ったアプリを選ぶ参考にしてください。
(1)タブレット タイムレコーダー
iPadをタイムレコーダーにするアプリ。
月額無料で勤怠管理ができます。
打刻時の写真やビデオメッセージなどの機能があり、勤怠管理以外に学習塾や習い事の出席確認にも使われています。
- 初期費用・月額費無料(3名まで)
- 利用人数10名毎に11,800円でライセンス購入
公式サイトはこちら
タブレット タイムレコーダー
(2)Taskal Time-Card
顔認証を利用した勤怠管理システム。
打刻のみなら月額100円×人数、勤怠管理機能付きは月額250円×人数で利用できます。
0.1秒で顔認証が完了するため、ストレスフリーで勤怠が記録できます。
- 初期費用0円
- 月額費用 勤怠管理機能付きは250円×人数
公式サイトはこちら
Taskal Time-Card(タスカルタイムカード)
(3)Smile Work
専用端末とネット環境だけで勤怠管理ができるシステム。
端末へICカードをかざす打刻のほか、パソコンやスマートフォンからも打刻できます。
GPS情報付きの打刻や、シフト作成・シフト管理にも対応。
- 初期費用10,000円
- 月額費用:端末レンタル代3,000円、利用料300円×人数
公式サイトはこちら
SmileWork
(4)マネーフォワードクラウド勤怠
裁量労働制やフレックスタイム制などに対応した勤怠管理システム。
マネーフォワードシリーズの給与計算や会計システムとも連携できます。
- 初期費用:0円(51名以上の場合有料)
- 月額費用:900円~(個人向け)2,980円~(法人向け)
公式サイトはこちら
マネーフォワードクラウド勤怠
(5)スマレジ・タイムカード
登録店舗数14万件以上のクラウド勤怠管理システム。
勤怠管理やシフト管理の機能があります。
60日間無料お試しが可能です。
- 初期費用0円
- 勤怠管理のみの場合は30名まで0円
公式サイトはこちら
スマレジ・タイムカード
(6)CLOUZA(クラウザ)
勤怠管理に必要な機能だけを搭載したシステム。
PCやスマホやタブレットで打刻でき、残業や休憩の集計などの機能があります。
- 初期費用0円
- 月額費用 220円×人数
公式サイトはこちら
CLOUZA
(7)HRMOS勤怠
HRMOS(ハーモス)勤怠は、IEYASU株式会社が提供する勤怠サービスです。
打刻方法はICカード、PC、スマホやタブレット、LINEおよびLINE WORKS、Slack、QRコード打刻などから選択可能です。
- 初期費用:0円
- 月額費用:1人100円~
公式サイトはこちら
(8)キンコン
使いやすさにこだわった勤怠管理システム。
Chatwork、Slack、Googleカレンダーなどとの連携機能が豊富で、交通系IC打刻やビジネスチャット打刻を求める企業に最適です。PCがない環境でも導入できます。
- 初期費用:0円
- 月額費用:1人220円〜
公式サイトはこちら
キンコン
(9)勤務ろぐ
個人向けの無料勤怠管理アプリで、勤務時間や残業時間などを記録できます。
シフト制にも対応しており、勤務時間をパターン登録できます。
- 初期費用:0円
- 月額費用:0円
アプリのインストールはこちら
勤務ろぐ (勤怠,出退勤管理) – Google Play のアプリ
(10)タイムシート
アプリ内の「出勤」「退勤」ボタンで簡単に勤怠記録がつけられる無料アプリ。
時給や日給の登録もできるので、アルバイトをしている人にもおすすめです。
- 初期費用:0円
- 月額費用:0円
アプリのインストールはこちら
「簡単入力!!「タイムシート」」iOS向けApp Store
簡単入力!!「タイムシート ライト」 – Google Play のアプリ
おわりに
勤怠管理アプリについて、選び方やメリット・デメリット、おすすめのアプリを紹介しました。
勤怠管理アプリの中身は企業向け、個人向けで大きく異なります。
必要な機能を取捨選択しながら、規模や予算にあったアプリを選ぶようにしましょう。
無料サービスの場合は突然のサービス終了や最新の法律に対応していない場合もありますので注意が必要です。
この記事を参考にして、自社に最適な勤怠管理システムを見つけてください。
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